CISC

CISC(しすく、: complex instruction set computer)は、コンピュータ命令セットアーキテクチャ(ISA)の設計の方向性の一つである。単純な命令を指向したRISCが考案されたときに、対比して(レトロニム)従来のISAは複雑であるとして、"Complex" の語を用いた "CISC" と呼ばれる様になった。典型的なCISCのISAはしばしば、単一の命令で複数の処理を行う、可変長命令である、直交性がある、演算命令のオペランドにメモリを指定できる[1]、などで特徴づけられる。

CISCを採用したプロセッサ(CPU)をCISCプロセッサと呼ぶ。CISCプロセッサに分類されるプロセッサとしては、マイクロプログラム方式を採用したSystem/360PDP-11VAXなどや、マイクロプロセッサ680x0x86などがある。

  1. ^ Hisa Ando 2011, p. 83.

From Wikipedia, the free encyclopedia · View on Wikipedia

Developed by Nelliwinne