開発元 | id Software、(ジョン・カーマック、ジョン・ロメロ、デイブ・テイラー) |
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最終版 |
1.9
/ 1995年2月1日 |
リポジトリ | github.com/id-Software/DOOM |
プログラミング 言語 | C、アセンブリ言語 |
プラットフォーム | DOS、Microsoft Windows、MacOS、Amiga Workbench、NeXTSTEP、Macintosh、Commodore Amiga、NeXT、Atari Jaguar、Sega 32X、PlayStation、Panasonic 3DO、Nintendo 64、セガサターン、ゲームボーイアドバンス、 Nintendo Switch |
ライセンス |
GNU General Public License MIT license[1] |
Doom engine(ドゥームエンジン)と呼ばれるid Tech 1は、id Softwareのコンピュータゲーム『Doom』および『Doom II:Hell on Earth』を動作させるゲームエンジン。本エンジンは『Heretic』『Hexen: Beyond Heretic』『Strife: Quest for the Sigil』『Hacx: Twitch 'n Kill』『Freedom』のほか、ライセンス提供により制作されたゲームにおいても使用されている。これは、ジョン・カーマックによって作成され、マイク・アブラッシュ、ジョン・ロメロ、デイブ・テイラーおよびポール・ラデックによって書かれた補助機能を搭載している。元々はNeXTコンピュータで開発されたが、Doomの最初の発売のためにDOSに移植され、その後いくつかのゲーム機やオペレーティングシステムに移植された。
Linux版Doomのソースコードは1997年12月23日に非商用利用の権利を認めたライセンスの下で公開され、その約一週間後の1997年12月29日にLinux版Doom IIのソースコードも公開された[2]。その後、このソースコードは1999年10月3日にGNU General Public Licenseに基づいて再公開された[3][4]。それ以降に数十の非公式のDoomソース移植が制作され、それによりこれまでサポートされていなかったオペレーティングシステム上でDoomを実行でき、時には新しい機能でエンジンの機能を根本的に拡張する。
エンジンは3D空間をレンダリングするが、その空間は2次元の平面図から投影される。視線は常に床と平行であり、壁は床に対して垂直でなければならず、立体構造や傾斜エリア(角度の異なる床と天井)を作成することはできない。これらの制限にもかかわらず、エンジンはidの以前のWolfenstein 3Dエンジンからの技術的飛躍を示している。Doomエンジンは、id Softwareの長いゲームエンジンのリストに分類するために、後に「id Tech 1」と改名された[5][6]。