Freight containers -- Coding, identification and marking | |
![]() GLDUで始まる識別コードが付与されたコンテナ | |
最新版 |
3 6346:1995 |
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プレビュー版 | 1984 |
組織 | 国際標準化機構 |
略称 | ISO 6346:1995 |
ISO 6346とは、海上コンテナの管理用コード付与、識別、表示に用いられる国際規格である[1]。本規格は、統一された固体の規格であるISO 668に基づいて製造された海上コンテナに対して付す、所有者用コード+固有のシリアル番号+チェックディジット用からなる11桁の識別コード(Identification Code)が全ての基本となる。そのほかに、2桁または3桁で構成された国籍コード(Country code, 近年は未記載も多数あり)、サイズ用コード2桁+使用用途や装備品カテゴリ用コード2桁を組み合わせた、4桁の構造区分コード(Size and type codes)などを用いて視覚的識別情報を付与している。
本規格体系は国際コンテナ協会(International Container Bureau, BIC)により管理される。さらに補佐的に容積や重量情報の他、背高告知・危険物種類・欧州鉄道認可などの多岐にわたる、各種の「表示マーク」を付与するものである。
見た目は単調なアルファベットと数字の組み合わせながらも、個々のコンテナの詳細な稼動情報は無論、修理歴や検査時期などのいわゆる「寿命管理」にも利用されるので、これらの表示が成立していないと世界的または広範囲でのインターモーダル輸送は事実上、不可能となるほど重要な仕組である。これは現代社会において、大型トラックから10円チョコに至るまでのあらゆる商品個々に付随し、品質管理から売り上げ情報管理までに使われている「バーコード」と同様の仕組みである。