RD-120 (РД-120) | |
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用途: | ゼニットの第2段 |
推進剤: | ケロシン/液体酸素 |
燃焼サイクル: | 二段燃焼サイクル[1] |
開発年: | 1985年[2] |
大きさ | |
全高 | 3,872m[2] |
直径 | 1,954m[2] |
乾燥重量 | 1285kg[2] |
推力重量比 | |
性能 | |
海面高度での比推力 | |
真空中での比推力 | 350秒[2] |
海面高度での推力 | |
真空中での推力 | 85t[2] |
燃焼時間 | 350秒[3] |
燃焼室圧力 | 16,2 MPa[4] |
ノズル面積比 | 106:1[5] |
設計者 | |
製造会社: | ユージュマシュ |
推進技術者: | ??? |
設計チーム: | エネゴマシュ |
RD-120 (11Д123, ракетный двигатель-120)は1985年にエネゴマシュによってゼニットシリーズの2段目に使用する為に開発された液体燃料ロケットエンジンである。ウクライナのユージュマシュで生産される。RD-120はソビエトのロケットエンジンの主任設計者だったヴァレンティン・グルシュコが1976年から1985年にかけてレニングラード・気体力学研究所(現NPOエネゴマシュ)で開発したものである。RD-120はゼニットの2段目に搭載され、真空中での運転に最適化されている。派生型は、推力を増強したタイプと、大気圧中の使用に最適化された1段目使用目的のタイプが2種類の、計3種類がある。後者のエンジンはRD-120KとRD-120Mと呼ばれ、ノズル長を短縮して海水面レベルで点火・作動を始めるのに最適化されている。このエンジンを使用する打上げロケットは現在まだ無い。2003年以降のゼニット3SLには、2001年から開発が始まった、推力が10%増強された前述したエンジンが使用される。1985年の最初の打ち上げから2006年まで推力増強型を含め60基が使用された。