SIPEMは、懸垂式の乗用モノレールシステム、およびその開発プロジェクトの名称。開発はシーメンス社で、「SIPEM」は「SIemens PEople Mover」を略したものである。
SIPEMは、ドイツ・ドルトムント市の「H-Bahn」、およびデュッセルドルフ空港の「Skytrain」として実用化されている。「H-Bahn」の「H」は「hänge(hanging)」、つまり「ぶらさがっている」ことを意味する。
SIPEMは、自動運転システムを備えており、コントロールセンターで運行が管理されている。運転士は乗務していない。ダイヤグラムに基づいた運行のほか、エレベーターと同様のオンデマンド運行が可能である。